以前の私の話ですが・・・
子供の頃から片付けが苦手で、散らかっている部屋にいても平気でした。両親はとても忙しい人だったので、あまりうるさく言われる事もなく大人になってしまいました。ところが結婚相手がとてもきれい好きな人で、とにかく整理整頓が合言葉のような感じでいつもハッパかけられていました。とりあえず見栄えがよければいいと思い、私はタンスの中に押し込んで見える所がごちゃごちゃしていなければ良いと言う事にして、なんとかやり過ごしていました。
カウンセリングを学び始めた頃、師匠が私をリーディングして最初に言った言葉は整理整頓でした。パートナーと同じ事を言われたと最初はムッとしましたが、この事は実は奥が深くて、「頭の中がぐちゃぐちゃしていて悩みが尽きない人は、整理整頓ができていないんだよ。」という事を言われてしまったのです。悩みがなくならない事のひとつに家の中もわりと散らかっているという現実があるようです。今でこそ片付けの重要性を説く本やマスター達がたくさんいますが、当時はまだまだ片付け本などメジャーではなく、半信半疑で師匠の言葉を信じ、物を少なくするという事をテーマにしばらく片づけをしました。
まずは不用品を捨て、洋服を整理し、次に食器類、子供の物と捨てていきました。特に変わっていったと感じたのは、下駄箱がきれいになってからです。靴って自分をどこにでも運んでくれる重要なアイテムですが、私が思うのは、靴が汚かったり下駄箱が乱れているのは残念ポイントのような気がします。TPOに合わせて5足の靴を残して整理した事でスッキリしました。
その後、水回りをきれいにしようと思い、トイレ掃除、キッチン、洗面所はいつもきれいであるように心がけました。片づけをしてスッキリすると心も軽やかになります。だいぶたってからですがグチグチと悩む事が減っていたように思います。
自分の家と私の意識はどうも紐ついているようです。